リハビリ部 ストレッチ

こんにちは、リハビリ部です。

皆さんは運動をしようと思ったとき、何を参考にされていますか?

最近はテレビやYouTubeなど、さまざまな情報があふれており、そういった媒体を参考にされる方も多いと思います。

運動というと筋トレを想像される方が多いと思いますが、日常のリハビリでは、ストレッチなどを通して筋肉の柔軟性を保つことを大切にしています。その結果、「体が楽になった」と多くの方から嬉しいお声をいただいています。

今回は、筋トレと同じくらい大切な「ストレッチ」についてお話ししたいと思います。

 

ストレッチや筋肉の柔軟性を保つ基本的な考え方は、「伸ばしたい筋肉(痛みのある筋肉)がついている場所とは反対方向に動かす」ということです。

例えば、体の後ろ側の筋肉であれば前に動かす、体の右側の筋肉であれば左に倒す、という動きになります。

 

とはいえ、この説明だけではイメージしにくい方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、痛みや疲れを感じやすい「肩回り・腰回り・脚」の3ヶ所に絞って、ストレッチの具体例をご紹介します。

また、ストレッチを行う際は以下の3つに注意してください。

1,動作はゆっくり行う

2,痛みがある場合は無理をせず、「痛気持ちいい」状態で留める

3,呼吸を止めずに行う

 

肩回り:座った姿勢を保ち両手で自分の肩をそれぞれの手で触ります。

お互いの肘が前()→上→横()→後ろ→下と肘の通った形が出来るだけ大きな円を描く(前回し)ことが大事です。後ろ回しは反対回りの動きとなります。

これら一連の動きにより肩甲骨がゆっくりと動かされます。

この結果肩関節周囲の筋肉がほぐされる事となり肩こり予防の対策となります。


 

 

 

 

腰回り:仰向けになり両肩を広げて床に着けておきます。膝を立ててから体の右側へ両膝を倒します。これにより背骨の左後ろにある筋肉が伸びてきます。左側に倒すと右後ろが伸びてきます。これらの動きは腰回りの筋肉のストレッチに効果があり腰痛予防の対策となります。

 

 

 

 

 

脚前:うつぶせになり膝を曲げます。足首を掴んだ状態で踵をお尻に近づけます。

これにより太腿の前側が伸ばされます。

 

 

 

脚後:浅く座った姿勢のまま膝を伸ばした状態で前方に踵を着けます。

この時足先は天井に向けておき少し前かがみになることで太腿の後ろ側が伸ばされます。

 

 

 

 

 

 

ほんのわずかな例ではありますが、ストレッチを行った後に伸ばした筋肉の筋力トレーニングを行うことで、怪我のリスクを減らし、安全に筋トレを行うことができます。

また、動きすぎた後の筋肉痛を和らげる効果も期待できます。

ぜひ、試してみてください。

 

いつきクリニック一宮 リハビリ部